2024年6月10日、新製品の発表会で話す米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)=AP

 米アップルは10日、人工知能(AI)技術を使った新機能「アップルインテリジェンス」を発表した。米オープンAIとも連携し、iPhone(アイフォーン)などで対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」が使えるようになるという。アップルはAI分野で遅れが指摘されており、新たな機能で巻き返しをねらう。

 アップルインテリジェンスは大規模言語モデル(LLM)と呼ばれる生成AI技術を使っており、iPhoneやタブレット端末「iPad(アイパッド)」、パソコン「Mac(マック)」などの基本ソフト(OS)に組み込まれる。メールやメッセージの文面の校正のほか、友人の写真などをもとに好きな絵文字を作ることができるなど、画像生成や画像検索が簡単にできるようになる。「○○がニューヨークでピンクの服を着ている写真」と言葉で指示すると、該当する写真を探すこともできるという。

 アップルの音声アシスタント…

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