ロシアのモスクワで2024年7月、シリア大統領だったアサド氏(左)との会談に臨むロシアのプーチン大統領。スプートニク提供=ロイター

 シリアのアサド政権が崩壊する前に大統領府のものとして使われていたテレグラムのアカウントは16日、アサド前大統領のものだとする声明を発表した。ロシアへの亡命について、直前までは反体制派と「戦い続けることが唯一の行動方針だった」が、「モスクワがロシアへの即時避難を手配するよう要請した」と釈明した。

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 声明が本物であれば、政権崩壊後初めてとみられる。「シリアからの退去に至る経緯」と題された声明によると、アサド氏は8日早朝まで首都ダマスカスにとどまっていた。だが反体制派がダマスカスに進攻したため、ロシアと連携するために同国の空軍基地がある北西部ラタキアに移動したという。

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