紅白のとんがり帽子に丸眼鏡、腰には太鼓。そんな風貌(ふうぼう)でおなじみの大阪・道頓堀の名物人形「くいだおれ太郎」が、巨大な立体看板として来春登場する。
太郎が入り口にいた商業施設「中座くいだおれビル」は現在、来春のリニューアルオープンに向けて改装工事中だ。大阪市内で9日、新ビルの概要説明会があった。
道頓堀と言えば、巨大な立体看板。先日も、ラーメン店の敷地から飛び出た龍の立体看板の「尾」が切り取られたことで話題に。発表によると、リニューアル後のビルには食とエンタメをテーマに様々な店舗が入るほか、全長6メートルのくいだおれ太郎が身を乗り出すような格好で外壁に設置される計画だ。太鼓もたたき、実際に音が流れるという。
この日の発表会には、太郎も、黒子2人に抱えられて登場した。アロハシャツに身を包み、手元にはキャリーケース。6月に改装工事が始まってから姿を見せていなかったこともあって、「ちょっとバカンスへ」と吹き出しでコメントしていた。担当者は「きっと春には帰ってきてくれます」。(川村さくら)