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同期で普段から4人とも仲が良いという、野性爆弾とシャンプーハット=2024年7月12日、大阪市中央区、岩本修弥撮影

 今年、人気お笑いコンビの「野性爆弾」と「シャンプーハット」がそろって芸歴30周年を迎えた。野性爆弾が解散危機に陥った時はシャンプーハットの2人が声をかけるなど、支え合って活動を続けてきた仲良しの2組がこの秋、初めて一緒にライブツアーに挑んでいる。

 2組は吉本興業所属。野性爆弾は大阪のNSC(吉本総合芸能学院)、シャンプーハットはオーディションを経て吉本に入った。

 事務所内に知り合いがおらず浮いた存在だったシャンプーハットの2人に、野性爆弾側が声をかけたことがきっかけで、4人は意気投合。互いのライブにゲスト出演したり、結婚式に出席したりするほど仲が深まった。

 7月に開かれた取材会で、野性爆弾のくっきー!(48)は「同期というより友達、ツレですわ。相思相愛なんです」と語った。

 野性爆弾の解散危機が起きたのは、プロとして活動し始めて数年が経ったころ。ライブのチケットが売れず、芸人をやめてコンビも解散しようか真剣に悩んでいたくっきー!に、シャンプーハットのてつじ(49)が「芸人の肩書なんか関係ない。一緒に面白いことしようよ」と熱く語り、引き止めたという。

 その後、シャンプーハットは…

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