小木逸平さん=横関一浩撮影

 テレビ朝日系「報道ステーション」で大越健介さんらとともにニュースキャスターを務める小木逸平アナウンサー。実は全力で追いかけているのは日々のニュースばかりではありませんでした。ご本人に聞きました。

自分で操船 タイはドテラ流しで

 わたし、せわしないんですよ。休日もぼーっとしていられないタイプで。2011年に日曜日昼の情報番組を担当することになって平日が休みになったんです。家族は学校や仕事がありますから、ひとりで何をしようかと。それで、はまったのが海釣りです。

 釣りっていうと、釣り糸垂らして釣れるまでじっとしている太公望の印象をもたれると思いますが、それでは釣れません。どこで何が釣れそうか情報収集して自分なりの戦略を立てて出港し、大海原でGPSと魚群探知機を頼りにポイントを決めて、さおを持てばリールの回転数を数えて……。でもコツンというあたりがくるまでそれが正解なのかわからない。この過程すべてがおもしろい。一日中戦略を考えていられる、時を忘れて没入できるゲームなんです。

 最近はアジとタイと太刀魚を釣りました。魚種によってポイントを変えて、釣り方も変えて。タイはドテラ流しといって、アンカーを下ろさず船を流しながら釣るんです。風と潮の向きを確かめて釣りたい海域に船が流れるように計算して。釣れなかったら船の位置を元に戻して繰り返す。

視聴者の知的好奇心を信じている

 小型船舶免許、持っていたん…

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