止まり木につかまりながら体重測定をする、コアラのナギ=兵庫県南あわじ市、淡路ファームパーク イングランドの丘提供

 兵庫県南あわじ市の観光施設「淡路ファームパーク イングランドの丘」で、昨年夏に誕生したメスのコアラの「ナギ」が順調に成長している。

 施設が体重測定の様子をSNSに投稿したところ、「ぬいぐるみに見えた」「めちゃくちゃかわいい」などのコメントが多く寄せられている。

 施設によると、ナギは昨年7月31日に誕生した。海に囲まれた淡路島で生まれたことなどから、波が穏やかな様子を意味する「凪(なぎ)」をイメージした名前が公募で選ばれた。

 現在は体長約40センチ、体重約1・7キロに成長し、母「ウミ」の近くでユーカリの葉を食べたり、乳を吸ったりしている。現在はナギを含めてコアラ5匹を展示中だ。

 施設では毎週の体重測定で、ナギを落ち着かせるため、体重計の上に止まり木を置き、しがみつかせた状態で測っている。

 画像をSNSに投稿した飼育担当の後藤敦さん(41)によると、今年4月下旬までは母の毛の触感に似たコアラのぬいぐるみに抱きつかせて測定していたという。

 後藤さんは「母のウミが見守る中で、ナギは約1、2分間にわたり止まり木に落ち着いてしがみついてくれるので、いつも測定がしやすいです」と話している。(森直由)

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