師走の都大路を駆け抜ける全国高校駅伝競走大会(日本陸上競技連盟など主催)が22日、京都市のたけびしスタジアム京都を発着点に開かれる。福島県代表として出場する男子の学法石川は、増子陽太選手(2年)の走りに期待がかかる。昨年は1年生ながらエース区間の1区(10キロ)で5位と好走。今季は夏前からけがに苦しんだが、それを乗り越え一回りたくましくなった姿を見せてくれそうだ。
増子選手は鏡石中学時代に3000メートルで当時の中学記録を樹立した。3年時の全日本中学校陸上競技選手権大会で3000メートルを制するなど、世代ナンバーワンともいえる実績で学法石川に進学。高校生として一流ランナーの証しでもある5000メートル13分台を1年生でマークした。昨年の全国高校駅伝では最長の1区で快走を見せた。
昨年の結果については「区間順位はよかったけど、区間賞とは(18秒)差がついてしまったので、悔しかった」と唇をかむ。
快進撃は今季前半も続いた。4月の記録会で5000メートル13分34秒60の高校2年生歴代最高を記録。同月下旬にはU20(20歳以下)アジア選手権の男子3000メートルで優勝した。
しかし6月、右足首とアキレ…