女声コーラスアンダンテ=奈良県大和高田市のさざんかホール

 第62回奈良県合唱祭(県合唱連盟、全日本合唱連盟関西支部、朝日新聞社主催、キユーピー協賛)が15日、大和高田市のさざんかホールで開幕した。初日は、おかあさんコーラス全国大会の選考を兼ね、おかあさんの部に28団体が出演した。女声コーラスアンダンテと陽声たまゆら会の2団体が県代表に選ばれた。

 おかあさんコーラスは衣装や振り付けも見どころで、各団体とも個性あふれるステージを披露。県代表の2団体は合唱祭賞を受賞した10団体から選ばれ、8月24、25日に札幌市である第47回全日本おかあさんコーラス全国大会に出場する。

 女声コーラスアンダンテは大和高田市のコスモスプラザで練習している。この日は「悲しみのようにひそかに」と「星の靴」を披露した。2018年以来の全国大会出場となる。代表の福岡知子さん(62)は「みんなで衣装を手作りして、2曲目に変わると裾の内側のスパンコールが見えるように振り付けました。ことばの意味や発音の仕方に気を使って歌いました」と話した。

 50年以上の歴史をもつ陽声たまゆら会は、いまは奈良市の西部公民館が練習拠点。「ある真夜中に」と「お菓子と娘」を歌った。全国大会は15年以来で、今回が20回目となる。副代表の吉田由利さん(71)は「20回目の全国大会が悲願だった。9年前に全国大会で歌ったときと同じ札幌会場。大きいホールなので、一生懸命頑張って歌いたいです」と話した。

 最終日の16日はジュニア・中学・高校・大学・一般の部があり、34団体が出演する。

 代表になった2団体以外で合唱祭賞を受賞したのは次の8団体(出演順)

 コール朱雀▽萩の草笛合唱団▽アンサンブルLa寧楽▽奈na涼su風ka▽ヴィオレッタ▽ラ・プリマベーラ▽鹿ノ台アザレアコーラス▽エコーかたしお

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