いじめや不登校、虐待など悩みを抱えた子どもたちが、ちゅうちょせずに相談できる環境を整えるため、こども家庭庁は26日、プロジェクトチームを立ち上げた。困難を抱えた子どもを現場で支援した経験がある若手職員らが集まり、行政や民間の子ども向けの相談窓口の実態を把握し、子どもたちが相談しやすくなるような広報の取り組みなども進める。
子ども向けの相談窓口は行政や民間などによって、さまざま設置されている。だが、子ども自身が適切な相談窓口にたどり着けなかったり、悩みを打ち明けづらいと感じたりするといった課題が指摘されてきた。
同庁内でこの日、開かれた発足式では、経済的に困窮している子どもなどの相談支援の経験がある職員らから、「親の目を盗んでこっそり電話したり、学校帰りに10分ぐらいならと立ち寄ったり、子どもにとって相談は非常にハードルが高い」「子どもと雑談することがほとんどだった。雑談ができる関係性が重要」などの意見が出た。
プロジェクトチームでは今後…