【将棋名人戦中継】藤井聡太名人ー豊島将之九段 1日目 解説・野月浩貴八段【第82期将棋名人戦・第5局】
藤井聡太名人(21)=竜王・王位・叡王・王座・棋王・王将・棋聖と合わせ八冠=に豊島将之九段(34)が挑戦している第82期将棋名人戦七番勝負の第5局(朝日新聞社・毎日新聞社主催、大和証券グループ協賛、地元主催=北海道紋別市・名人戦紋別市実行委員会)が26日から同市のホテルオホーツクパレスで指される。対局は2日制。持ち時間は全棋戦で最長となる各9時間。26日夕に封じ手が行われ、27日午前に指し継がれる。
昨期、40年ぶりに史上最年少記録を更新して名人となった藤井名人は初防衛を、第77期に名人位を得た豊島挑戦者は4年ぶりの復位を目指すシリーズ。3勝1敗とリードする名人が先手番で初防衛を決めるか、第4局で初勝利を挙げた挑戦者が連勝して望みをつなぐか。北海道北東部、オホーツク海を望む街での決戦となる。
立会人は屋敷伸之九段(52)。副立会人・朝日新聞解説は野月浩貴八段(50)。記録係は廣森航汰三段、入馬尚輝三段。大盤解説会には田中悠一六段(39)が出演し、聞き手を竹部さゆり女流四段(45)が務める。現地では真田圭一八段(51)による指導対局も行われる。
対局中継と大盤解説中継はYouTube「囲碁将棋TV―朝日新聞社―」で配信。朝日新聞デジタルでは対局の内容や現地の様子をタイムラインで徹底詳報する。
47手目を考慮中の藤井名人が18時32分、立会人の屋敷九段に次の手を封じる意思を伝えた。
藤井名人は封じ手を記入する用紙を受け取り、手を記入するため別室へ。
藤井名人は4分ほどして対局室に戻り、封筒に豊島挑戦者が署名をした後、藤井名人から屋敷九段に封筒が手渡された。
この1手への考慮時間は26分。
消費時間は藤井名人が3時間57分、豊島挑戦者が4時間11分。
2日目の対局は、あす9時に再開される。
封じ手として複数の候補があ…