
東日本大震災から14年。特に被害が大きかった東北3県の、震災前後から今にいたる変化を空から見つめます。
この震災は、1万8千人を超す死者・行方不明者、厳しい避難生活などによる災害関連死も3800人超という未曽有の被害をもたらしました。その有形無形の傷痕は今も各地に残ります。
事故によって多くの人に避難を強い、その処理の見通しすら立たない東京電力福島第一原発。放射性物質の多くを除去した「処理水」を保管するため事故後に次々と増殖したタンクは、2023年8月に処理水の海洋放出が始まったことを受け、今年2月からは空になったタンクの解体が始まっています。
多くの死者・行方不明者が出た宮城県南三陸町の旧防災対策庁舎や、同県石巻市の旧大川小学校の周辺、観光船「はまゆり」が津波で民宿に乗り上げた岩手県大槌町の街並み……。様変わりした各地の風景とともに、14年の時間の重さを感じてみませんか。