【30秒でわかる】最高裁にジャッジ 国民審査

国民審査のイメージ

 最高裁判所の裁判官としてふさわしいかどうかを、市民が投票で意思表示する「国民審査」。27日の衆院選の投票と合わせ、裁判官15人のうち6人を対象に行われます。どんな制度で、何を参考に投票すればいいのでしょうか。

 Q 国民審査とは?

 A 最高裁の裁判官として「ふさわしくない」と思う人を、市民の投票の結果次第でやめさせる手続きのことだ。今回は、裁判官15人(長官1人と判事14人)のうち、6人が対象になる。

 最高裁裁判官は、任命されて初めての衆院選で国民審査を受け、それから10年を過ぎた後の衆院選でも審査を受ける。

 ただ、60代で就任する人がほとんどで、70歳で定年を迎えるため、大半は一度しか審査を受けない。

 歴代の最高裁裁判官193人のうち、審査を2回受けた経験があるのは6人で、3人は一度も受けずに退官を迎えている。

 Q どうやって投票するのか

 A 選挙権のある18歳以上の人が投票所に行くと、衆院選の投票用紙だけでなく、裁判官の名前が並んだ国民審査の投票用紙も渡される。期日前投票もできる。

 2022年の国民審査法の改正を受け、今回からは海外での投票も可能になった。

 投票の方法には少し注意が必…

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