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衆院選の情勢調査のイメージ

 10月27日投開票の衆院選について、朝日新聞社は19、20日に情勢調査を行った。どのような調査なのか、Q&A形式で解説する。

 Q 選挙のときに行われる情勢調査とは。

 A 衆院選の場合、選挙区では候補者の優劣(ゆうれつ)、比例区では政党ごとの獲得(かくとく)議席数の見通しを探る。それらを積み上げて、それぞれの政党が全体でどれくらい議席を得られそうかを推計する。政党の推計議席については、数字に幅(はば)をもたせて表し、選挙結果に、より近づけられるように予測の精度を高める工夫をしている。朝日新聞社が国政選挙で全国の情勢を探ろうと始めたのは、1955年の衆院選からだ。参院選や知事選、市長選でも行っている。

 Q どんな手法か。

 A 今回の衆院選では、インターネットによる調査と電話(固定・携帯(けいたい))による調査を組み合わせて行った。朝日新聞社は、2021年衆院選からインターネット調査を導入し、今回で3回目。委託(いたく)先の調査会社の登録モニターを対象に調査を実施(じっし)している。電話調査は、コンピューターで無作為(むさくい)に作成した番号に調査員がかけるRDD(ランダム・デジット・ダイヤリング、Random Digit Dialing)方式をとっている。

 Q どうやって推計するのか。

 A 調査のデータは、そのま…

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