写真・図版
全固体電池を試験生産する建物=栃木県さくら市、ホンダ提供
  • 写真・図版
  • 写真・図版

 ホンダは21日、電気自動車(EV)向けの次世代電池の試験生産ラインを栃木県さくら市に新設し、報道陣に初めて公開した。この電池は、いまEV向けで主流のリチウムイオン電池と比べて容量が大きく安全性が高いとされる「全固体電池」。EVの性能を高めるため各社が開発を競っている。

  • 世界初の量産化…なのに日本でEVが普及しない理由 海外企業が語る

 全固体電池は、リチウムイオン電池で使われる液体の電解質を固体に置き換えたもの。火災リスクが低い上、航続距離を伸ばして充電時間も短縮できる。2026年にも中国勢が搭載した車両の量産を始めると報じられており、トヨタ自動車や日産自動車も開発を急いでいる。

 生産ラインはグループ内で研…

共有