写真・図版
ペアSPで演技する三浦璃来、木原龍一組=小林一茂撮影

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦のNHK杯が8日、東京・国立代々木競技場で開幕した。

 ペアはショートプログラム(SP)があり、「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が71・90点で首位に立った。演技前半にジャンプのミスがあったが、その後うまく立て直した。

 2人にとっては2季ぶりとなる国内での競技会。悔しさと手応えが残ったという。

 演技後の報道陣との主なやり取りは、次の通り。

――約1年7カ月ぶりに、日本のファンの前で滑った感想は?

 三浦 「観客の皆様がすごく温かくて、滑っていて本当にうれしいなと思いました」

 木原 「本当にたくさんの観客の皆様が会場に足を運んで下さって、りくりゅうタオルをたくさん掲げて下さっていました。滑る前からすごく勇気を頂き、頑張れたかなと思います」

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――演技後には悔しそうな表情も見られました。

 三浦 「ミスがあったんですけど、そこからのリカバリーをきちんとすることができたので、その点は本当に良かったです」

 木原 「常にベストな演技をしたかったです。今日はそういった演技をすることはできなかったんですが、ミスを引きずることなくまとめきれたのは、(けがから)復帰して成長してきた点かなと思います」

――ジャンプのミスについては?

 三浦 「こけなくて良かったかなと思ったので、明日きちんと練習から直していきたいです」。

――SPで70点台を取ったのは手応えがありますか?

 木原 「(3回転トーループの)判定がアンダー(回転不足)で、抜けた点数としては結構大きかったんですけど、それでも70点に乗ったので良かったなって」

――ツイストリフトが(最高評価のレベル4ではなく)レベル3だった要因は?

 木原 「キャッチは取れたと思うので。スプリット(女性がジャンプの前に足を開くこと)か。なんだ」

 三浦 「スプリットは取れてると思う。ちゃんとやってる」

 木原 「じゃあ分かんないです(笑)」

タイムオーバーになるリスクより

――ミスした後に引きずらないことは2人の中で意識していますか?

 木原 「練習からそういった…

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