【ロサンゼルス共同】米大リーグ、ドジャースの大谷翔平は開幕から好調な打撃に加え、9盗塁と走塁も光り、メジャーでも5人しか達成者がいない「40本塁打、40盗塁」への期待が膨らむ。

 打者に専念する今季はシーズンの約4分の1の39試合を消化し、打撃は打率3割5分5厘、11本塁打、27打点と三冠王を狙える水準。盗塁は球団トップで、ドジャースの地区首位快走に大きく貢献している。「一塁への出塁であっても、盗塁などで次の塁を狙える。その脚力で得点圏を演出してほしい」との理由で2番に据えたロバーツ監督の期待に応えている。

 傑出したパワーとスピードを両立し、盗塁数は自己最多の2021年の26や、23年の20を超えるペースだ。ボンズやロドリゲス、昨季史上初めて「40本塁打、70盗塁」を達成したアクーニャ(ブレーブス)に次ぐ6人目の「40、40クラブ」への仲間入りも夢ではない。

 ただ大谷は「自分自身の数字も今年はほぼ見ていない。今までのシーズンの中で一番見ることが少ない」と話すように、目の前のプレーに集中している。(共同)

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