6月の開講式で長善館の歴史や教えについて、横山文一・史料館館長(右側)の説明を聞く参加者たち。全員、着物姿だ=燕市粟生津

 江戸時代後半から明治期にかけ、現在の燕市粟生津(あおうづ)にあり、多くの優れた人材を育てた私塾、長善館。その教えや精神を受け継ぎ、次代のリーダーを養成する取り組み「長善館学習塾」が今年度も続いている。開始から12年目。リーダーとしての資質を養うため、市内の小学生たちが様々なプログラムやサバイバルキャンプなどに挑戦している。

 長善館は寄宿生活を通して豊かな人間性を育み、個性を伸ばしたと言われる。学習塾は、次世代を担う子どもたちが幅広い体験を一緒にすることによって、思考力や創造力、コミュニケーション能力などを身につけてもらおうと、市が2013年に始めた。これまでに延べ163人が同塾を巣立った。

 対象は市内の小学5、6年生で、今年度は16人が参加。6月から11月まで計15回の活動に取り組んでいる。

冒険家からアドバイス

 恒例のサバイバルキャンプは…

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