初回、先頭打者本塁打を放ったドジャースの大谷翔平=USAトゥデー・ロイター

ワールドシリーズ進出へあと1勝

 大リーグは17日(日本時間18日)、ナ・リーグ優勝決定シリーズの第4戦がニューヨークのメッツ本拠であり、ドジャースの大谷翔平は「1番・指名打者」で出場し、一回に2試合連続となるポストシーズン第3号の先頭打者本塁打を放った。先発した山本由伸は五回途中まで投げて2失点で勝敗はつかず。チームは10―2で大勝、対戦成績を3勝1敗とし、4年ぶりのワールドシリーズ進出に王手をかけた。ア・リーグは第3戦があり、ガーディアンズが本拠でヤンキースに7―5でサヨナラ勝ちし、対戦成績を1勝2敗とした。

実は苦手? 走者無しの打席

 一流スターの宿命なのだろうか。ドジャースの大谷翔平はときに現地メディアから厳しい質問を浴びせられる。

 「素晴らしいシーズンを過ごしてきたが、ポストシーズンで苦戦しているのはなぜ?」「打順が1番ではない方がやりやすい?」

 前日の第3戦ではダメ押し3ランを放った。ただ、走者がいなかった4打席は快音を響かせられなかった。第3戦までのポストシーズン8試合で、走者がいる場面では9打数7安打8打点の勝負強さ。一方、走者がいない場面では22打数無安打と物足りない。一夜明けたこの第4戦の試合前会見でも、そんな質問のトーンは変わらなかった。

 「走者がいる打席と、いない打席の大谷の差から何か分析できる?」

 問われたロバーツ監督は、困惑気味に「特にないよ。どんな場面でも彼を信頼している」と答えた。

 走者がいないと集中力を欠く…

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