プロ野球・福岡ソフトバンクホークスがパ・リーグ首位を快走している。活発な打線に加え、開幕前に懸念された投手陣が奮起し、快進撃を支えている。昨季から目立った補強もなかった投手陣が、なぜここまで変わったのか。今季就任した倉野信次投手コーチの言葉から探った。
「本当に期待通りというか期待以上です。よくやってくれている」
倉野投手コーチが驚くのも無理はない。14日時点でチーム防御率は2.03。パ・リーグはもちろん、セ・リーグを含めた12球団で断トツの好成績だ。
なかでも、先発陣の奮闘が目立つ。昨季リーグ5位だった先発陣の防御率は、2.14とリーグ2位につける。昨季の防御率3.63から1・49ポイントも改善された。1試合当たりの失点が昨季より約1・5点少ない計算だ。
開幕投手の有原が3勝3敗…
