デーブ・ロバーツ監督(右)が見守る中、ブルペンで投球練習するドジャースの佐々木朗希=2025年2月12日、米アリゾナ州グレンデール、大宮慎次朗撮影

 大リーグ・ドジャースに新加入した佐々木朗希がキャンプ初日となった12日(日本時間13日)、さっそくブルペンに立った。背番号「11」のユニホームに袖を通し、顔の高さまで左足を引き上げるフォームで35球を投げ込んだ。

 「緊張もありましたし、思ったより寒かった」。佐々木ははにかみながら投球を振り返った。

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 佐々木の球を受けたのはオースティン・バーンズ。歴代の好投手とバッテリーを組んだ経験があり、通算212勝のクレイトン・カーショーら投手陣から絶大な信頼を寄せられている35歳のベテラン捕手は時折、感嘆の声をあげていた。

 「スムーズなフォームで、大きな体からボールがはねてくるようだった。明らかに才能がある」。練習後のクラブハウスで、佐々木の投球練習を興奮ぎみに振り返った。

 中でも絶賛したのが、高い奪三振力を持つ佐々木の決め球のスプリットだ。「今まで見たことがない種類だ。ヤマモト(山本由伸)とはまた違う。捕るのが難しい」

 バーンズは過去に、佐々木の…

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