【動画】見えないこと強みに新たなビジネスモデルを作ろうとしている全盲の銀行員がいる。始めたのは、目に障害がある人が講師を務めるコミュニケーション研修会。
これまで企業や学校で研修会のトライアルを行い、7月3日にはABCテレビでアナウンサー向けの研修会を開いた。その様子を取材した。
目が見えないことが働く上で強みになるビジネスをつくろうとしている銀行員がいる。始めたのは、目に障害がある人が講師を務めるコミュニケーション研修会。見えない人への説明を通して、伝える力を鍛えられるという。視覚障害者だからこその気付きを社会に役立て、就労環境を少しでも良くしたいと願う。
アナウンサー向けの研修 講師は視覚障害者
7月上旬、朝日放送テレビ(大阪市)で約15人のアナウンサーが参加する研修が開かれた。アイマスクをつけた人に、配られた写真の内容を説明する。「言葉のプロ」が事細かに伝えたつもりでも、撮影時間が抜けていたりアングルが伝わらなかったり。講師を務めた視覚障害者が、分からなかった点や表現の工夫を解説していった。
参加した横山太一アナウンサーは、出演する夕方の報道番組は家事をしながら番組を聞く視聴者も多いことを挙げ、「音声だけでも番組を理解してもらえるようにしていきたい」と話した。
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