最優秀賞の野本真里香さん(前列中央左)、田中美羽さん(前列中央右)ら入賞した皆さん=2024年11月12日、大阪府阪南市、田中章博撮影

 「新聞とひととのかかわり」をテーマに大阪府阪南市の小・中学生が書いた川柳・作文コンクールの表彰式が12日、市内であった。川柳部門は下荘小6年の野本真里香さん、作文部門は鳥取中1年の田中美羽さんの作品が最優秀賞に選ばれた。

 市内の新聞販売所でつくる市新聞販売協議会主催で、学校に無料で新聞を届ける日本新聞販売協会の「すべての教室へ新聞を」運動の一環。今回は107作品が審査され、13作品が入賞した。

 野本さんは川柳を「紙面見て 新たなことを 学ぶ朝」と詠み、新しい知識を得る喜びを表現した。

 作文部門の田中さんの受賞作は「中学生がそれでも新聞を読む理由」。夏休みに、ふと読んだ新聞で多様な記事や意見の面白さに気づいたとし、「自分が住んでいる地域だけでなく、他の地域や国のことについて考えるようになった」とつづった。さらに「新聞を読むことは大人になるための準備」とし、「世界の最先端のことを知り、視野を広げていきたい」と結んだ。

 表彰式では、上甲誠市長が「新聞に触れることで日々研鑽(けんさん)し、グローバルな視野を広げてほしい」と述べた。(田中章博)

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