
東京・霞が関の財務省前では午後5時ごろから、「財務省解体」などをもとめる大規模なデモが行われていた。
政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)はその向かいにある経済産業省の前で街宣活動を始め、事件はその場で起きた。
- 広がる「財務省解体」のデモ SNSに流れる言説に駆り立てられて
目撃した朝日新聞記者によると、立花氏は支援者との写真撮影中だった。突然両手を振り上げた男が立花氏に飛びかかり、立花氏は後ろに突き飛ばされたという。
頭から血を出し、耳のあたりを手でおさえながらマイクを握り、演説で襲われた状況を説明していた。
現場に居合わせた男性(61)によると、防犯ブザーのような音が耳に入り、立花氏が襲われたことに気づいた。襲ったとみられる男に対し、「なんでこんなことを」「誰に指示されてやったんだ」などと問い詰めたところ、「自分でやりました」と答えたという。男性によると、男は「(切りつけた道具は)ナタ」と話していたという。
ここから続き
ボランティアで立花氏の手伝…