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政治団体「NHKから国民を守る党」の立花孝志党首が襲われた現場で話し合う警察官と消防隊員ら=2025年3月14日午後6時3分、東京都千代田区霞が関1丁目、関田航撮影

 東京・霞が関の財務省前では午後5時ごろから、「財務省解体」などをもとめる大規模なデモが行われていた。

 政治団体「NHKから国民を守る党」党首の立花孝志氏(57)はその向かいにある経済産業省の前で街宣活動を始め、事件はその場で起きた。

  • 広がる「財務省解体」のデモ SNSに流れる言説に駆り立てられて

 目撃した朝日新聞記者によると、立花氏は支援者との写真撮影中だった。突然両手を振り上げた男が立花氏に飛びかかり、立花氏は後ろに突き飛ばされたという。

 頭から血を出し、耳のあたりを手でおさえながらマイクを握り、演説で襲われた状況を説明していた。

 現場に居合わせた男性(61)によると、防犯ブザーのような音が耳に入り、立花氏が襲われたことに気づいた。襲ったとみられる男に対し、「なんでこんなことを」「誰に指示されてやったんだ」などと問い詰めたところ、「自分でやりました」と答えたという。男性によると、男は「(切りつけた道具は)ナタ」と話していたという。

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 ボランティアで立花氏の手伝…

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