松山市の伊豫豆比古命(いよずひこのみこと)神社(椿(つばき)神社)で7日、参拝者の健康を願う恒例の七草がゆの振る舞いがあった。
氏子でつくる椿神社敬神婦人会のメンバー15人が、500食を用意した。6升のコメに、神前に供えておはらいをした七草を加えて炊き上げた。
コロナ禍の年には、感染防止のため持ち帰り容器で提供していたが、昨年から境内で食べてもらう方式に戻した。午後1時の配膳前から行列ができ、お盆にのせたかゆを受け取った参拝者は、境内に準備された席で味わっていた。
婦人会長の今村京子さん(70)は20年以上、毎年欠かさず七草がゆの振る舞いを担ってきたという。「会員のみなさんの手際が良くて、今年の七草がゆも百点の出来です」と話していた。