産業データスペースの構築について記者会見する経団連副会長の東原敏昭氏(日立製作所会長、左)と澤田純氏(NTT会長)=2024年10月15日、東京・大手町、木村裕明撮影 経団連は15日、異なる国や業種の間で信頼性のある大量かつ多種多様なデータを連携する仕組み「産業データスペース」の構築を急ぐべきだという提言をまとめた。実現に向け、関係省庁や業界団体などと協議する場を近く設けるという。 サプライチェーン全体の温室効果ガスの排出量(カーボンフットプリント)や、製品の原材料などの情報開示ニーズの高まりを背景に、欧州連合(EU)では自動車業界などで産業データスペースが構築され、国境を越えたデータ連携が進む。 一方、日本でもそうした仕組…