北朝鮮の平壌上空に昨年10月、韓国の無人機が侵入したと主張している北朝鮮が、国連の専門機関「国際民間航空機関（ICAO）」に調査を要請したと韓国の聯合ニュースが10日報じた。韓国の外交省関係者は11日、「明確な根拠の提示なしにICAOを政治化することに反対する」と述べた。
北朝鮮は、無人機によって体制批判のビラをまかれたとしている。韓国軍によるものだと主張して、回収した無人機の残骸の写真を公開した一方、韓国政府はこれまで事実関係の確認に応じていない。韓国外交省関係者によると、ICAOの加盟国が調査を要請した場合、ひとまずは議論を行うことになっているという。
