「与党の衝撃的な敗北」(ワシントン・ポスト)、「日本政治に異例の大変動」(BBC)――。10月27日に投開票された衆院選の結果を、海外のメディアも相次いで報じました。今回の選挙結果は、日本の針路にどのような意味を持つのでしょうか。海外のメディアや日本の専門家がどのような視点でこの選挙をみたのか、いくつか紹介します。
朝日新聞の英語ニュースサイトAJWは、各党の獲得議席や与党過半数割れを随時速報しました。海外メディアも、日本メディアの選挙速報を元に与党の過半数割れを速報したほか、様々な分析記事を配信しました。
- 自民・公明、15年ぶり過半数割れ 石破首相の目標議席に届かず
- Ruling coalition loses control of Lower House in rebuke by voters
英エコノミスト誌は10月28日、「有権者が日本の連立政権に歴史的な叱責(しっせき)」と題した記事をウェブサイトに掲載しました。「どのような政権になっても、次の政権は選挙前よりも弱体化するだろう」との見通しを示したうえで、「国内の不安定さは世界における日本の役割にも大きく影響する」と指摘しました。
日米同盟への影響を指摘
そのうえで記事は、「2012年の安倍首相復帰に始まった、日本が世界で一定のリーダーシップを発揮してきた時代は終わるかもしれない。次の日本政治は激動の局面になりそうだ」と論じました。
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世界には今、日本はどのように映っているのでしょうか。朝日新聞の英語ニュースサイト「The Asahi Shimbun Asia & Japan Watch」(AJW)で読まれた記事や、海外メディアが注目した日本のニュースを紹介します
米ブルッキングス研究所・ア…