CEATECに展示された太陽誘電のタッチパネル。カメの表示になると、ざらついた手触りに=2024年10月16日午前11時26分、千葉市美浜区中瀬2丁目、渡辺七海撮影

 10月18日まで千葉市で開かれていた先端技術の見本市「CEATEC(シーテック)」では、関西企業などの手がける最先端のディスプレー関連技術の展示もあった。目立ったのは「水中でも」「電源なしでも」といった便利さのアピール。電機大手がシーテックでディスプレーの画面の大きさや解像度の高さを競った時代は過ぎ去り、開発の方向性が多様化している。

 水中に沈められたスマートウォッチ。担当者がタッチペンで画面に触れると、きちんと反応して画面が変わった――。

 電子部品大手の村田製作所(京都)が展示したのは、圧電技術を使ったフィルム型のセンサー「Picoleaf(ピコリーフ)」だ。

 現在、スマートウォッチやス…

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