自然素材で作られた最強のロープともいわれる「竹縄(たかなわ)」。縄をなう技術を継承してきた埼玉県東秩父村の住民たちの活動を映像で記録するプロジェクトが動き出している。山里の知恵を後世に残していく取り組みだ。
竹縄は丈夫で水に強く、井戸のつるべ、舟綱や漁網などに使われてきた。起源は不明だが、東秩父村の萩平地区では、江戸・明治期に商品として数多く作られた。
しかし昭和30(1955)年代にナイロン製ロープが登場すると、生産は頭打ちになった。
1988年に発足した東秩父村竹縄技術保存会によると、製作技術が伝わるのは、国内では萩平地区だけという。村の中学校では体験教室も開いているが、少子化の影響で後継者が育っていない。
このままでは伝統が途絶えてしまう――
このままでは伝統が途絶えて…