地域から暴力団を追放しようと、警視庁などは15日、東京都台東区浅草地区でキャンペーンを開いた。暴力団対策課や台東区内の四つの警察署などの計約１４０人が参加。同課の山口和良課長や４署長らが「暴力団 みんなで追放 明るい東京」と書かれた横断幕を掲げ、この日あった「浅草サンバカーニバル」の中でパレードした。
パレードに先立ち、浅草ビューホテルで開かれた集会で浅草署の寺岡博之署長があいさつ。特殊詐欺や闇バイトなどの実行犯の募集に暴力団などが関わっている現状に触れ、「暴力団排除に全力で取り組むが、地域住民の力が欠かせない」と協力を求めた。その後、参加者らが「暴力団による不当な要求は断固拒否する」などと宣言した。（三井新）
