「バウルズ」の八木佑樹クリエーティブ・ディレクター(右)とマーケティング・ディレクターのヘイリー・シャンポー

 米国を拠点にする日本人デザイナーの八木佑樹らが新ブランド「バウルズ」を立ち上げた。今月中旬、パリ・メンズファッションウィークにあわせ、現地で2025年春夏の新作を披露する。最高品質のモノづくりを追求し、素材も生産もすべて「メイド・イン・ジャパン」。八木は「世界一の舞台で、世界一の服をみてほしい」と意気込む。

 バウルズは日米で展開するユニセックスのブランドで、5月に本格始動。ニューヨークと東京で開いたイベントで、ファーストコレクションとなるデニムジャケットやシャツ、スウェットなど9つの型を発表した。色は控えめで装飾は少なく、シルエットはシンプルだ。基本を身につけた上で、既存のルールを破って発展させる日本の「守破離(しゅはり)」の哲学をデザインに落とし込んでいるという。

 八木は1993年、鳥取県生…

共有
Exit mobile version