青森県弘前市の弘前公園で、秋の恒例「弘前城菊と紅葉まつり」が開かれている。赤や黄、茶色に色づいたサクラやカエデが見頃を迎えている。10日まで。
「日本一の桜」を自称する同公園には、ソメイヨシノ1700本のほか、カエデ1100本がある。メイン会場の植物園(有料)には、城の北方を守り、水を象徴するという神獣「玄武」をモチーフとしたフラワーアート「彩巡(さいじゅん)玄武」を設置。期間中、午後5時半からはプロジェクションマッピングが実施されるほか、市民菊花展や菊人形、「花輪くぐり」を楽しめる。
園内の木々は午後4時からライトアップされ、鮮やかさが増す。中堀では午後5時まで恒例の有料観光舟の運航もある。
桜田宏市長は会見で「桜が紅葉する桜の道はカエデとはひと味違った趣がある。色鮮やかな紅葉と様々な工夫を凝らした演出を堪能いただきたい」と話した。
午前9時~午後8時(最終入場7時半)。問い合わせは、弘前市立観光館(0172・37・5501)。(江湖良二)