リーグワンデビューだったBL東京戦を終え、笑顔を見せるFW佐藤健次(中央)

 ラグビー・リーグワンの埼玉パナソニックワイルドナイツに、注目の新人が加わった。1月の全国大学選手権で準優勝だった早稲田大のFW佐藤健次(22)だ。合流から約2週間で試合に出場し、存在感を示している。

 9日にあった第7節の東芝ブレイブルーパス東京(BL東京)戦。試合終了間際に交代で出場した。スコアは28―28。佐藤が球を投げ入れる「ラインアウト」から試合が再開されるという状況だった。

 主将の坂手淳史からは「こんな場面、誰だって緊張する。思い切って」と声をかけられ、グラウンドに立った。

 初プレー、投げ入れた球は乱れたが、味方が確保してくれた。その後も大きな見せ場をつくることはなく、プレー時間は約3分。それでも、「緊張感の中で試合に出られたのは良い経験になった」と前向きに振り返った。ロビー・ディーンズ監督も「佐藤がデビューしたのは、この試合の良いことの一つ」と語った。

 佐藤がワイルドナイツの一員…

共有
Exit mobile version