【将棋王将戦会見】藤井聡太王将に挑む永瀬拓矢九段「紅ほっぺフレッシュジュースを…」【第74期将棋王将戦第1局前日】=北野新太撮影

掛川市の公式キャラクター「茶のみやきんじろう」を囲む藤井聡太王将(左)と永瀬拓矢九段=2025年1月11日午後4時49分、静岡県掛川市、北野新太撮影

 将棋の藤井聡太王将(22)=名人・竜王・王位・王座・棋王・棋聖と合わせ七冠=が永瀬拓矢九段(32)の挑戦を受ける第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)が12日、静岡県掛川市で開幕する。翌日に第1局を控えた11日、両対局者は現地入りして会見や前夜祭に臨んだ。

 将棋界における今年最初のタイトル戦となる。昨年、叡王(えいおう)戦で伊藤匠(たくみ)叡王(22)に敗れて自身初の失冠を経験した藤井王将は、王将戦、棋王戦、名人戦と続いていく防衛戦でタイトルを守り、現在8強に進出している叡王戦で挑戦者となってタイトルを奪還すれば、再びの八冠独占を果たすことになる。険しい道だが、棋界を制圧している圧倒的な実力を考えれば皮算用とも言い切れない。

 研究パートナーでもある永瀬九段とのタイトル戦は2022年の棋聖戦、23年の王座戦、24年の王座戦に続いて4度目。過去3度は全て制しているが、全て1日制対局で、持ち時間の長い(各8時間)2日制の七番勝負は初めて。より精度が高く、異なる要素を持つ戦いが展開されることになりそうだ。

 昨年末から今年にかけ、藤井…

共有
Exit mobile version