オスカルを熱演する凰稀かなめ=大阪市北区、滝沢美穂子撮影

 オスカルもアンドレも、マリー・アントワネットもフェルゼンも、スターたちがつないできた。「ベルサイユのばら」が宝塚大劇場で初演されてから50年になるのを記念した、宝塚OG公演「ベルサイユのばら50~半世紀の軌跡~」が5月14日、大阪・梅田芸術劇場メインホールで幕を開けた。「ベルばら魂」がつまった舞台だ。

 初日、客席には長年のファンと見られる人も多く、劇場はあたたかい空気に包まれた。1974年8月29日の月組初演の日は、どれほどの熱気だったことだろう。

 おなじみの「ごらんなさい、ごらんなさい♪」の小公女たちの歌声から、舞台は一気に半世紀前へ。月組から花組、雪組、そして星組と次々に上演された昭和の懐かしい映像が流れ、そこへレジェンドたちが登場した。

 初代オスカルの榛名由梨(はるな・ゆり)、2代目の安奈淳(あんな・じゅん)、フェルゼン役の鳳蘭(おおとり・らん)、アンドレ役の麻実(あさみ)れい。代表曲をそれぞれ歌いあげる。その風格といったら、ハンパじゃない。

 続いて、この4人のトークに…

共有
Exit mobile version