朝日新聞社が12月14、15日に実施した全国世論調査(電話)で、郵便で出す年賀状について今年「何枚くらい出しますか」と尋ねると、「出さない」が57%と半数を超えました。およそ30年前に行った、面接方式による全国世論調査では年賀状を「出さない」と答えていたのがわずか9%にとどまっていただけに、「年賀状離れ」が進んでいるようです。

 朝日新聞社が同様の質問をした世論調査(12月実施)は過去に3回あります。最初は1995年で、次は2005年、直近では19年に聞きました。「出さない」と答えた人は、調査実施順に、9%→16%→33%と推移しました。今回は前回から5年後の調査ですが、「出さない」が急増しています。

 今回の調査を年代別でみると、「出さない」と答えたのは18~29歳で78%と、若年層で高い数字でした。1995年のときは「出さない」人は20代(当時、調査対象は20歳以上)で11%でした。では、20代で「出す」人は、どれくらいの枚数を出すのでしょうか。「20枚以下」が37%、「21~50枚」が38%と、50枚までが計75%を占めていて、他の年代よりは枚数が少なめという傾向でした。

 2005年調査では、20代…

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