大学入学共通テストが18日、北陸3県にある計13大学の会場でも始まった。志願者数は3県で計1万2944人。春の吉報を信じて2日間に挑む。
前日まで53日連続で降水が観測され、記録的な雨続きの金沢市。金沢大学(金沢市)では朝から晴天に恵まれ、受験生が親や教員らの応援を受け、続々と会場に入った。
志願者は、石川県が5291人、富山県が4505人、福井県が3148人。初日は地理歴史公民、国語、外国語の試験があった。
親の中には、娘のため、自家用キャンピングカーで午前6時半から来たという男性も=金沢市=。「受験間際まで家のような空間で過ごして、少しでも娘に普段のペースで試験に臨んでもらえれば」と話した。
受験生の星稜高3年西島佑奈さんは「どんな問題がでるか、緊張するけど、時間配分やマークミスに気をつけて頑張りたい」。昨年は能登半島地震の影響を受け、今年も転校を余儀なくされたなか受験する生徒もいる。西島さんは「平和に受験できることに感謝したい」と付け加えた。