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衆院予算委で、自民党派閥の裏金問題に関連し有罪判決が確定した安倍派会計責任者(当時)の国会への参考人招致が議決され、招致の公文書にサインする安住淳委員長=2025年1月30日午前9時22分、岩下毅撮影

 自民党安倍派の裏金事件をめぐり、衆院予算委員会での参考人招致に応じない意向を伝えた会計責任者(当時)の松本淳一郎氏に対し、安住淳委員長(立憲民主党)は4日、非公開や国会外での聴取を含めて招致を再要求した。野党は出席を促すよう求めているが、自民は依然として消極的で、2025年度予算案の審議日程にも影響する可能性がある。

 松本氏は3日付で「検察の事情聴取や刑事裁判の公開の法廷で述べたとおりであり、これ以上、申し上げることはない」「私自身の身体的・精神的負担が大きく、家族にもこれ以上の迷惑、心配をかけるわけにはいかない」などの意向を文書で安住氏に伝達した。4日の予算委の理事会で与野党が対応を協議。10日の実施に向け、国会外で非公開の聴取を行う案を含め、安住氏が7日を期限に松本氏に再回答を求める考えを伝えた。

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