性的少数者(LGBTQ+)や支援者が集い、差別のない社会をめざす国内最大級のイベント「東京レインボープライド」が20、21の両日、東京・渋谷で催され、21日のメインイベントのパレードには性的少数者の象徴である虹色の旗を掲げるなどした約1万5千人(主催者発表)が参加した。
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米国で生まれた、性的少数者らによるパレードが日本で初めて東京で開かれて30年。同性婚を認めない民法などの規定について札幌高裁が3月に高裁初の違憲判断を示すなど、社会の価値観は大きく変化している。一方、差別や偏見はなお根強く、性的少数者をとりまく課題解決に向け、政治には後ろ向きな姿勢も目立つ。こうした状況もふまえ、今年は「変わるまで、あきらめない」をテーマに掲げた。(根岸拓朗)
東京レインボープライドに協賛する企業・団体が今年、300を超えました。記事の後半では、性的少数者に関わる課題に取り組むことが企業の「経営課題」になりつつある現状を紹介します。
Panasonic、MIZUHO、NEC。パレードには、企業名のロゴが入ったTシャツ姿の人たちも目立つ。協賛企業の社員らだ。今年は経済同友会も初めて参加。性的少数者を取り巻く課題解決は、企業の役割の一つになりつつある。
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