警視庁本部=東京都千代田区霞が関2丁目

 面識のない男子高校生に暴行を加えてバイクなどを奪ったとして、警視庁は東京都板橋区と練馬区の14~17歳の少年4人を強盗致傷の疑いで逮捕した、と7日発表した。うち3人は練馬区を拠点にする暴走族のメンバーだといい、このうち1人は「(被害者が)大田区の暴走族を名乗ったので、地元の不良として許せなくてやった」などと供述しているという。

 少年事件課によると、逮捕されたのは板橋区のアルバイト少年(17)▽無職少年(16)▽男子中学生(14)と、練馬区の無職少年(17)の4人。中学生を除く3人が暴走族「練馬喧嘩會(けんかかい)」のメンバーだという。

 4人の逮捕容疑は、6月24日午後11時30~50分ごろに共謀し、練馬区や板橋区の路上で大田区の男子高校生(18)に金属バットで殴るなどの暴行を加えて鼻の骨を折るなどしたうえ、バイク1台と現金約5千円などを奪ったというもの。

 練馬区のコンビニにバイクを止めていた被害者に、「俺ら練馬喧嘩會」「タイマン張れ。バイク没収な」などと言いがかりをつけたという。被害者と面識はなかった。

 4人は当時、「地回り(パトロール)」と称してバイクで練馬区内を走り回っていたという。(吉村駿)

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