石破政権下で初の政令指定市議選となる北九州市議選(定数57)が26日、投開票された。19人が立候補した小倉南区(定数12)では、自民前職の片山尹(おさむ)氏(78)が返り咲き、11回目の当選を果たした。
党福岡県連特別顧問を務め「北九州のドン」とも呼ばれるが、11選を狙った前回は5票差の次点で苦杯を喫し、自民公認22人中6人が落選した「自民党惨敗の象徴」(自民現職)となっていた。
再起を期した今回、告示日は地元の神社で出陣式。境内を埋めた支援者らに「高齢者の星としてもう一度、働かせてほしい」と訴えた。コロナ下の前回は控えた集会や選挙カーでの運動を展開して、支持を取り戻した。
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