写真・図版
通勤時に望ましい服装や心がけ

 通勤で駅や会社までの道のりを歩くと、これまでより足取りが重く感じる――。これまで、リモートワークが中心で出社の回数が少なかった人にとっては、通勤時の熱中症に注意が必要だ。

 今年5月、第一三共ヘルスケアが全国の20~60代で、リモートワークの経験がある男女632人を対象に行った「通勤時の熱中症対策に関する意識調査」(インターネット調査)によると、コロナ禍の2020~23年と比較して、出社頻度が「増えた」「増えたような気がする」と回答した人は42.5%だった。

 通勤時に、「熱中症になった」「なりそうになった」と回答したのは、約4分の1にあたる152人。どのような症状があったか尋ねたところ、「不快だと感じるほどの症状」(44.1%)、次いで「集中力低下などの支障をきたす症状」(42.8%)で比較的軽い症状だったが、一方で「身動きが取れないほどの症状」を経験した人も19.7%いた(複数回答)。

仕事のパフォーマンスも「落ちた」

 仕事にも影響が出ているよう…

共有