ワシントンホテルプラザ名古屋栄=名古屋市中区

 ビジネスホテルチェーンのワシントンホテル(本社・名古屋市)は、2024年3月期の営業利益が前年から半減した。コロナ下で療養者用の宿泊施設として「1棟貸し」していた施設の稼働が落ち、ビジネス客の回復も遅れている。

 同社が14日発表した24年3月期の売上高は182億円(前年比4.3%増)で、営業利益は14億円(50.2%減)だった。

 前年は、同社が運営する全国43施設のうち12棟を自治体に貸していた。稼働率はほぼ100%で、人件費や清掃費、販売手数料などのコストもかからなかった。昨年5月までに利用が終わり、原状復旧までの休業もあった。対象ホテルの営業利益は37億円減った。

コネクティングルーム新設も

 一方、それ以外の31棟では…

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