高校野球の秀岳館(熊本)と県岐阜商を春夏7度の甲子園に導いた鍛治舎巧・県岐阜商監督(73)が28日、岐阜市内の同校で退任会見に臨んだ。「公立だから仕方がない、という言葉を消したいという思いでやってきた」と振り返った。

 2014年から17年まで秀岳館監督を務め、3季連続4強を含む春夏4度の甲子園に出場。18年に県岐阜商に転じ春夏3度、母校を聖地に導いた。

 選手時代は4番でエース。選抜大会で大会通算100号本塁打を放った。早大でも活躍し、松下電器(現パナソニック)では選手・監督を歴任。役員も務めた。「オール枚方ボーイズ」監督としても中学生チームを日本一に導き、NHKの高校野球解説でも知られた。

 着任当時、県岐阜商は夏は1…

共有
Exit mobile version