シュートを決め、こぶしを握る琉球の岸本隆一

 (日本生命チャンピオンシップ準々決勝第1戦 琉球81―80A東京)

 プレーオフの幕開けとなったリーグ優勝経験を持つ両雄の戦いは、さながら決勝のような総力戦となった。

 ともに日本国籍を取得したビッグマンを擁する重厚な布陣。防御力の高さが強みで、レギュラーシーズンの対戦は1勝1敗だった。

 開始直後からリバウンド争いは激しく、ともにこぼれ球への反応も速い。キーマンに自由な動きを許さない強度の高いディフェンスで、互いを削りあう展開となった。

 最初に流れを引き寄せたのは…

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