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ウクライナ侵攻3年の前日となった23日は、ロシアで兵士らをたたえる「祖国防衛者の日」。プーチン大統領が侵攻で戦った兵士に「ロシアの英雄」の称号を与えるなど、ロシア各地で様々なイベントが開かれた。
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プーチン氏はビデオ声明で「兵役は常に特別な栄誉だ。愛国心は歴史に育まれ、世代から世代へと受け継がれてきた」と強調。称号の授与式では「我々は目標を達成しつつある」と、戦況に自信を示した。
モスクワ市では、第2次世界大戦の記念碑に大勢の人が献花した。侵攻で戦ったという男性はウクライナについて、「我々は一つの平和な民族。ウクライナの市民に罪はない。再び『兄弟』とするため、あらゆる努力をする」と訴えた。
トランプ米大統領が停戦に向けた動きを加速させているが、「私が信じるのはプーチン氏だけ。命令を遂行するだけで、米欧で大統領が交代しても気にしない」と話した。