住宅に押し入り、男性を暴行死させ、現金約1500万円を奪ったとして、宮城県警が、仙台市宮城野区の男(44)を強盗致死と住居侵入の疑いで逮捕した。捜査関係者によると、男は業者としてこの住宅のリフォームを担当。「リフォーム中、家の中に現金が置いてあるのを知って狙った」と供述しているという。
逮捕は9日。同日の発表によると、男は建築会社員の佐藤加寿也容疑者。捜査1課によると、佐藤容疑者は2月21日、大塚修さん(当時72)方に侵入し、大塚さんを暴行死させ、現金約1500万円を奪った疑いがある。
捜査関係者によると、大塚さんの死因は心疾患。家族は現金が住宅内にあったことを把握しておらず、当初、盗まれたのかどうかが定かでなかったという。県警は、事件と事故の両面の可能性を視野に捜査した。
だが、捜査の過程で防犯カメラに映った不審車両や、札束を巻く帯のようなものが確認されたことから、強盗致死事件と判断。暴行をきっかけに心疾患に至ったと断定し、逮捕に踏み切った。
「タンス預金」を狙ったか
調べに対し、佐藤容疑者は「…