ブリヂストンが「パンクしないタイヤ」の開発を進め、2026年の実用化をめざしている。空気入れや点検の手間が省ける利点もあり、まずは低速で走るバスなど「地域の足」への採用をめざす。
「エアフリー」と名付けたタイヤは、ゴム製の接地面と金属製のホイールの間に、特殊な樹脂製のスポークを備える。厚さ1センチほどの板状のスポークがしなり、空気のかわりに衝撃を吸収する。稲妻が連なったようなデザインと青い色が目を引く。
高速での走行には向かない一方、パンクの心配がなく手入れの手間が省ける。観光地や狭い路地を抱える各地の自治体が小型EVバスを時速20キロ未満で走らせている「グリーンスローモビリティ」への採用をねらう。
ブリヂストンは24日、そう…