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人とみられる地上絵(図柄を線で強調)=山形大学ナスカ研究所提供
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 南米ペルーの世界遺産「ナスカの地上絵」を研究している山形大学は24日、人工知能(AI)を活用した半年間の現地調査で、新たに303点の動物や人型などの地上絵を発見し、制作目的を解明したと発表した。

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 2022年9月~23年2月の現地調査で確認した。山形大は04年から「ナスカの地上絵」の調査を続けてきたが、AI活用により特定した地上絵がほぼ倍増した。

 同大の坂井正人教授(文化人類学・アンデス考古学)はペルーからオンラインで会見し、「当時は文字のない社会。絵を繰り返し見ることで人と動物の役割を学んだり、儀礼の場所として使ったりした」などと語った。

 地上絵は約2千年前、約400キロ平方メートルのナスカ台地に描かれた。1920年代に発見され、94年にユネスコの世界文化遺産に登録された。しかし、調査範囲が限られ、山形大が2004年から研究を進めてきた。

 これまでの研究では、人型や動物、植物などの具象的な地上絵430点が見つかり、山形大がうち318点を人工衛星画像や航空写真、ドローン画像から特定した。しかし、ナスカ台地は広大なため、調査を加速させようと先進的なAI技術をもつ米IBM研究所と共同研究を進めてきた。

地上絵に二つのタイプ

 発表によると、地上絵は面タイプと線タイプに分けられ、それぞれに役割があった。

 面タイプは面状に石を除去し…

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