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第24回人権賞を受賞したNPO法人「コリアNGOセンター」の郭辰雄代表理事(左)と大阪弁護士会の大砂裕幸会長=2025年3月1日、大阪市北区、岩本修弥撮影
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 大阪弁護士会(大砂裕幸会長)は、近畿地方を中心に人権擁護活動に取り組む団体に贈る「第24回人権賞」に、NPO法人「コリアNGOセンター」とNPO法人「CHARM(チャーム)」を選んだ。1日に授賞式があった。

 コリアNGOセンターは2004年設立。大阪市生野区のコリアタウンを拠点に、時代に合わせたやり方で子どもたちの人権教育などに携わる点が評価された。02年設立のCHARMは、医療を必要とする外国人やHIV(ヒト免疫不全ウイルス)などの疾患がある人たちを継続してサポートしていることなどが評価された。

 コリアNGOセンターの郭辰雄(カクチヌン)代表理事は「賞を頂いたことは、大きな期待の表れと受け止めている。在日コリアンの活動だけに注力するのではなく、日本が多様な社会をつくるために活動したい」。CHARMの武田丈副理事長は「現場のスタッフに感謝している。次の20年は、社会を変えていくような活動にも力を入れていきたい」と述べた。

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